冨田さん水彩画初個展 桑名のギャラリー、身近な風景描く 三重

【初個展を開いた冨田さん=桑名市大仲新田の川スミメガネ本店で】

【桑名】三重県東員町笹尾西の冨田惠一さん(74)が、桑名市大仲新田の川スミメガネ本店ギャラリーで水彩画の初個展を開いている。20日まで。

新作を中心に29点を並べた。自宅近くの田んぼや農道、道路沿いの風景など、季節や見る角度を変えて身近な風景を描いている。池の水面を彩るハスを描いた「花咲く蓮の群生」は、ひときわ目を引いている。その横には、同じ池の冬景色を描いた作品が並ぶ。

水彩画を始めて8年目。東員町の画家岡田佐江子さんに師事し、岡田さんが主宰する「ぐるーぷ美茂座(みもざ)」に参加し、腕を磨く。

8月10日に誕生日を迎える。75歳の記念にと、個展を開いた。冨田さんは「いつまで続けられるか分からないけど、2年後の喜寿に、また個展が開けたら」と笑顔で話した。