【鈴鹿】三重県鈴鹿市三日市町の県立飯野高校応用デザイン科ビジュアルデザインコース3年の2人が、7月1日に社名を変更した津市丸之内の三重交通コミュニティ(川村則之社長、旧三交コミュニティ)の新ロゴマークとロゴタイプを制作した。
同社は平成8年に三交不動産から独立。マンション管理や施設管理などの事業をする。今回の社名変更に伴い、昨年11月に「地元の若者に考えてほしい」と同校へ新たなロゴマークとロゴタイプの制作を依頼。参加した有志生徒6人の中から、ロゴマークは太田千晴さん(18)、ロゴタイプは、服部真衣さん(18)の作品が選ばれ、5月に完成した。
新ロゴマークは三重の「M」とコミュニティの「C」を組み合わせ、コミュニティを「笑顔の人」で表現したほか、同社の理念「迅速な対応」を「M」の風になびくようなデザインで表現した。
新ロゴタイプは会社のイメージカラーとなる青色を使い、書体に丸ゴシック体とゴシック体を組み合わせ、親しみやすさや信頼感を表現した。
14日、川村社長(70)が同校を訪問。「若い人の新鮮な発想でいいデザインになった。すでに『親しみが持てるマーク』と言う声も聞いており、感謝している」と謝辞を述べ、2人に感謝状を手渡した。
感謝状を受け取った太田さんは「4つの案を考えたうちの一番かわいくできたデザインが採用された。いい経験になった」、服部さんは「期待に応えることができてうれしかった。今後の自信につながった」とそれぞれ話した。