「えびすかぼちゃ」の収穫最盛期 玉城町や伊勢で、品質は上々 三重

【えびすかぼちゃを収穫する下村さん=玉城町岡出で(JA伊勢提供)】

【度会郡】夏の味覚「えびすかぼちゃ」の収穫が、三重県の玉城町や伊勢市で最盛期を迎えている。8月中旬ごろまで約130トンを県内や名古屋、大阪の市場に出荷する見込み。

えびすかぼちゃはJA伊勢オリジナルブランド「伊勢やさい」に登録されていて、JA伊勢振興野菜部会の部会員39戸が伊勢市や玉城町の約6・7ヘクタールで栽培。甘く粘り気のある食感が特徴で、どんな料理にも合うという。

玉城町岡出にある畑では、生産者の下村和男さんが、生育具合を見極めながら重さ2―3キロのかぼちゃを一つずつ丁寧に収穫。甘みが増すように、収穫後7―10日ほど涼しい場所で寝かせてから出荷するという。

下村さんは「6月の台風などの影響もあってやや成育に遅れがみられ、例年と比較すると収量もやや少ないが品質は上々。煮物や天ぷらにしておいしく食べてほしい」と話した。