短歌と水彩画コラボ 東員町で「楽絵筆」が企画展 三重

【作品を見ながら話す冨田さん(左)と加藤さん(中)ら=東員町山田の町総合文化センターで】

【員弁郡】中部短歌会東員支部と、三重県の東員町といなべ市で活動する水彩画グループ「楽絵筆」による企画展「第2回 絵画と短歌の調べ展」が12日、東員町山田の町総合文化センターで始まった。16日まで。

自作の歌をしたためた色紙と水彩画の計53点を展示した。短歌の世界を水彩画で表現し、水彩画を見てイメージを膨らませ歌を詠んだ。二通りの方法で作品を仕上げた。

「ひまわりは 太陽見上ぐ 平和花 黄色のオーラー あの国へ届け」と詠んだ歌が書かれた色紙の横には、花瓶に生けたヒマワリの絵が並ぶ。

別会場には、楽絵筆のメンバーが、花や風景を描いた作品52点を展示している。

中部短歌会東員支部の代表を務める冨田博一さん(80)は「絵を見て歌にするのは難しいが、面白い」、楽絵筆を指導する加藤八重子さん(71)は「短歌と絵を見比べながら楽しんでもらえたら」と話した。