夏休み前、交通安全を再認識 野登小児童ら学ぶ 亀山・三重

【仮設の横断歩道で正しい安全な渡り方の実技をする児童ら=亀山市両尾町の市立野登小学校で】

【亀山】三重県警亀山署と亀山地区交通安全協会は12日、亀山市両尾町の市立野登小学校(石橋明校長)で、全校児童62人を対象に「交通安全教室」を開いた。

教室は、11日から始まった夏の交通安全県民運動の一環。夏休みを迎える児童らの行動が自由になることから、交通安全を再認識してもらうのが目的。

この日は、同署交通課の中川稔也係長と野登駐在所の古市大値巡査長、同協会員6人の計8人が指導。児童らは、体育館に設置した仮設の横断歩道と道路で、低学年は正しい安全な横断歩道の渡り方を学び、高学年はヘルメットを装着して自転車で安全に左側通行をする実技体験をした。

古市巡査長は「登下校時、児童らの通学路をパトロールしているが、道路に飛び出したりせず皆、交通ルールを守り歩いている」、石橋校長は「学校でも児童らに交通安全について指導してはいるが、教室を開いていただくことで、命の大切さを再認識する機会となった」と話していた。