20歳未満の喫煙防止 三重県たばこ販売協、津駅前で呼びかけ

【20歳未満の喫煙防止を呼びかける参加者ら=津駅前で】

【津】三重県たばこ販売協同組合は12日朝、JR・近鉄津駅周辺で20歳未満喫煙防止の街頭啓発を実施した。同組合津・伊勢支部の販売業者や県市の青少年関係部局、コンビニチェーンなどから計34人が参加し、駅利用客らに呼びかけた。

平成21年度から毎年7月を強化月間として全国の県庁所在地を中心に啓発活動を実施。民法改正で成年年齢が20歳から18歳に引き下げられたため、喫煙防止強化月間の名称を「未成年者」から「20歳未満」に変更している。啓発はコロナ禍での中止を経て4年ぶりに実施した。

参加者は駅の東西に分かれ、通勤客や通学の児童生徒に「20歳未満の喫煙防止にご協力を」「たばこは20歳になってから」などと声をかけながら、啓発メッセージ入りのポケットティッシュを手渡した。午前7時半から45分間呼びかけ、計2千個を配布した。

同支部の中村勝春支部長(73)は「皆さんの呼びかけのおかげで喫煙に関する補導は減少を続けている。販売する者、指導する立場の責任として一堂に活動することが大事」と意義を話した。