津西は松阪に5―3で勝った。先発右腕藪谷は5回1/3を投げて1失点の好投。ストレートとスライダーを武器に、打たせて取る投球で松阪打線を五回まで1安打に抑えた。
6月から先発を任されるようになった2年生は「先輩が負けないように思い切り投げた」と話す。遊撃を守る同期の丸山も藪谷の緊張を解きに何回もマウンドに声をかけていた。
鈴木監督はこの日の藪谷のピッチングを、「調子が良く、長いイニングを投げてくれた。替えるタイミングを迷うくらいの投球」と褒めた。藪谷は次戦に向けて「三振を多く取って勝ちたい」と意気込んだ。