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暁は木本に1―4で敗れた。暁先発の3年生伊藤誠は八回途中4失点。左横手投げのフォームから130キロを超えるストレートにカーブとスライダーを織り交ぜ、プロ注目の久保を擁する木本打線を相手に粘り強く投げた。
高校3年生になる春休みに横手投げに転向した。上手投げでストライクが入らず苦しむ中、一塁へ横手投げで送球する姿を見た中村監督から助言を受けたという。フォームの変更で制球が改善し、この日も1四球しか出さなかった。
打線が持ち味のチームは木本の再三の好守もあり、2安打しか打てなかった。中村監督は「よく守り、粘り強く戦ってくれた」と選手をたたえた。伊藤誠は「自分が抑えないといけないところで抑えられなかった」と涙をこらえながら話した。