新型コロナ、前週の1・63倍 三重県内8週連続で増加

三重県は11日、県内の新型コロナウイルス感染状況を公表した。9日までの1週間で報告された感染者数は一医療機関当たり平均11・81人で、前週の1・63倍。5類移行後としては8週連続で増加し、初めて10人以上となった

保健所管内別の一定点当たり感染者数は、桑名20・8人▽四日市7・4人▽鈴鹿10・5人▽津10・18人▽松阪8・38人▽伊勢16・45人▽伊賀8・63人▽尾鷲14・5人▽熊野2・5人―だった。

県によると、11日現在の病床使用率は19・6%で前週の同じ曜日と比べて4・8ポイント高い。入院中の感染者は22人増えて88人。確保病床を一増の448床とした。重症者はいない。

県の感染症情報・検査プロジェクトチームは「感染者数が多いことに加え、増加率も高まっている。断定はできないが、第9波の入り口という可能性もある。来週の状況を注視したい」としている。