<高校野球>燃える昴止められず、桑名工敗退

○…2年ぶりの初戦突破を目指した桑名工は17年ぶりの夏の1勝に燃える昴学園の勢いを止められず3―8で敗退。先発の3年生左腕瀬古が制球に苦しみ窮地を招くと、後続の投手陣も流れを引き戻せなかった。6失点後の二回1死二、三塁から2番手で登板した3年生右腕の寺本主将も2つの四球と内野安打を許して降板。「自分が抑えないといけなかった」と肩を落とした。

○…3年生に昨年からのレギュラーが少ない中、過去最高の成績に並ぶベスト8を目標に急ピッチで成長してきた。「最初頼りなかった」(諸戸監督)寺本も7日の開会式で監督を感激させるほど堂々とした選手宣誓を行った。試合後「迷惑かけて情けなかったが監督、チームの皆から言われたことは自分の財産」と気丈に話す主将。指揮官は「いつも通りじゃない展開に浮き足立っていた。抑えてあげることができなかった自分の責任」と気づかった。