松阪市長選、竹上氏3選へ公約発表 「育てる まもる のばす」

【市長選公約を説明する竹上氏=松阪市役所記者クラブで】

【松阪】任期満了に伴う三重県の松阪市長選(8月27日告示、9月3日投開票)に向け、3選目指し出馬を予定している竹上真人市長(60)は10日、公約「育てる まもる のばす 一緒に元気な松阪をつくりましょう!」を発表した。竹上氏以外に今のところ立候補の表明はない。

竹上氏は「公約は1回目が『子育て一番宣言』、2回目が『継続プラス進化』」と振り返り、「本格的な人口減少社会を迎え、次の世代への循環を支える、しっかりとした政治が必要」と訴えた。

公約には「学校給食の多子世帯(3人目以上)は所得に関係なく全て無料化」「民間資本も活用しながら駅西地区の開発を進めます」「県内外の優良企業の誘致と本社移転を進めます」など20本を掲げている。

実績では学力向上やトイレ整備、企業進出が印象深いとして、「ICT教育をいち早く取り入れ学力向上中! 学力調査7年連続全国平均以上!」「小中学校、公民館など公共施設のトイレ154施設を整備」「新規立地4件、本社移転4件を含み立地協定28社締結」などを挙げている。

竹上氏は名古屋工業大学卒。県職員を経て平成15年に県議選に初当選。3期目の同25年、市長選に立候補して落選。同27年の市長選で初当選し、令和元年に再選を果たした。