プロ注目右腕は7失点 高田の中山、強豪との対戦に晴れ晴れ 夏の高校野球三重大会

【高田―三重 力投する高田の主戦中山=ドリームオーシャンスタジアムで】

高田のプロ注目右腕中山は三重を相手に7失点ながらも八回まで投げ抜いた。「失点した回はフォームが乱れてしまい、もったいなかった」と話しつつ、2年連続で甲子園に出場している強豪校との対戦を「楽しかった」と晴れ晴れとした表情で振り返った。

バッテリーを組む藤田主将を「ワンバウンドをしても体で止めてくれる。藤田でなければあれだけ腕を振れない」と信頼する。八回の攻撃中足がつって治療を受けた藤田も「中山が投げにくくならないように」と試合に出続けた。

中山はプロ志望届を出す考えを示し、「もっとレベルの高いところでプレーしたい」と話した。今年春の時点では決めかねていたが、練習で150キロを超える球速を記録したことが決め手になったという。「どんな場面でもチームを引っ張れるような投手になる」とさらなるレベルアップを誓った。