大きなトウモロコシ採れたよ 玉城町・有田保育所 園児ら収穫体験

【トウモロコシの収穫を体験した園児ら=玉城町長更で】

【度会郡】三重県玉城町長更の250平方メートルの畑で7日、地元の有田保育所の年長児20人が、地域住民と一緒にトウモロコシの収穫を体験した。

有田・佐田地区の住民らでつくる「清し有田佐田沖環境保全会」と同保育所が連携して実施し、6回目。同保全会は町内の環境保全に取り組むほか、農作物の植え付けや収穫を通して地域の子どもらに農業の魅力を知ってもらおうと、さまざまな体験を行っている。

今年は5月9日に同保全会が育てた苗を園児らと一緒に植えた後、保全会スタッフが草刈りや人工授粉、防鳥ネット張りなど収穫に向けて作業を行ってきた。

この日は、園児らの背丈よりも高く成長したトウモロコシの茎を両手で引っ張るようにしてもぎ取って収穫。畑のあちこちから「大きい」「採れたよ」などと歓声が上がった。収穫したトウモロコシは園児らが各家庭に持ち帰るほか、保育所のおやつの時間にみんなで食べるという。

大藪成明会長は「収穫体験を通じて農業に興味を持ってもらえれば」と話していた。