願い込めて、ササ流し 津の岩田川観音橋、4年ぶりに復活 三重

【ササ飾りを投げ入れる子ら=津市内で】

【津】津市の岩田川観音橋から願いを込めてササ飾りを流す「つ七夕笹(ささ)流し」が7日、コロナ禍の中止を経て4年ぶりに復活した。

地元の川に親しみを持ってもらおうと津青年会議所が平成2年に始めた30年以上続くイベント。現在は地元商店街振興組合など計8団体が協力する「つ七夕まつり」の一つとして実施し、終了後にササ飾りは回収船で撤収している。

市内の園や施設のササ飾りで彩られた観音橋では、訪れた子らが「願いがかないますように」と、手にしたササを次々に川へ投げ入れた。

市立南が丘小5五年の河辺彩希さん(11)は「久しぶりにササ流しができてうれしい。新体操の大会で優勝できるようにと書いた」、5歳と7歳の子と訪れた中尾優さん(31)は「私も小さい時流した思い出がある。コロナでササ流しも屋台もなかったので経験できてよかった」と感想を話した。