名勝瀬戸ケ淵と家城神社へウオーク 津、名松線ええとこめぐり

【中川さん(右端)の説明を聞く参加者=津市白山町で】

【津】本年度の「JR名松線沿線ええとこめぐり」(津市観光ボランティアガイド・ネットワーク協議会主催)が7日、三重県津市白山町であった。事前に申し込んだ県内各地の32人が、JR家城駅を拠点に伝説が残る名所旧跡を巡った。

JR名松線全線復旧後に始まった今年8年目の企画で本年度の第2回。同協議会のガイド団体「白山道しるべの会」の中川利生さん(74)らが案内した。

参加者は2班に分かれて歩き、雲出川の瀬戸ケ淵では家城出身の僧・円乗坊の笈から7本の御幣がシラサギとなって飛び立ち、降り立った7カ所に白山比咩神社を建てたとする「白鷺伝説」の紙芝居や、円乗坊が腰掛けたと伝わる対岸の笈掛岩を見学した。

熱中症対策を取りながら炎天下のウオークを楽しみ、昼食は地元人気店の弁当を味わった。市内から参加した70代の女性は「白山町の伝説は知らなかったので説明が聞けて良かった。食べることも好きなのでお昼付きはうれしい」と感想を話した。