マグロ10トン水揚げ 尾鷲魚市場、第11良栄丸

【水揚げされたマグロの競り=尾鷲魚市場で】

【尾鷲】三重県尾鷲市港町の尾鷲魚市場で6日早朝、近海マグロはえ縄船からビンチョウマグロやメバチマグロ、キハダマグロなど約10・4トンが水揚げされた。

水揚げしたのは同市の水産加工会社尾鷲物産の「第11良栄丸」。尾鷲から南方に約2300キロ離れた中南方漁場付近を操業する9日間の航海から戻った。第11良栄丸の水揚げは今年に入って8回目。

水揚げされたマグロが市場内に並べられ、競りが行われた。担当者は「次回、盆の水揚げ日程の調整に向けて、操業を少し切り上げて帰港した。まずまずの漁獲となった」と話した。

水揚げされたマグロは中京圏に出荷され、一部商品はMSC(海洋管理協議会)によって認証を受けた「海のエコラベル」が貼られた製品としてスーパーを中心に販売される。

また、同社直売店「尾鷲お魚いちばおとと」(同市古野町)では即売会や水揚げしたてのマグロを使った料理が振る舞われた。