市民館講座生の水墨画展 津の榊原温泉郵便局で

【水墨画作品を紹介する田中講師(右から2人目)と教室生=津市榊原町の榊原温泉郵便局で】

【津】三重県津市榊原町の榊原市民館水墨画教室の作品展が、同町の榊原温泉郵便局(中井剛局長)で開かれている。70―80代の教室生5人と講師の田中知泉さん(80)=同町=の作品計10点を展示している。31日まで。

同教室は月1回開催し平成16年から毎年7月に同局で成果を発表している。

石造りのアーチ橋「邪馬渓橋」を描いた林正夫さん(79)は「写真と同じでは面白くないので想像をのせている」、山が好きという大原昌子さん(75)は「富士山に憧れがありいろんな富士山を描いている」、中国の山岳風景「黄山」を描いた伊藤朋子さん(78)は「難しく考えず描いている。教室は皆と話もできて楽しい」と話す。

田中講師は縦約90センチ、横約180センチの「善光寺の内庭」を出品し「皆楽しみながら腕を上げている。墨の作品で涼しさを感じてもらえたら」と話した。