コロナ給付金300万円を不正受給 三重県警、詐欺容疑で男逮捕

新型コロナウイルス対策として国が支給する家賃支援給付金を不正受給したとして、三重県警捜査二課などは3日、詐欺の疑いで、鈴鹿市神戸3丁目、無職川琢海容疑者(25)を逮捕した。

逮捕容疑は、中小企業庁から給付金をだまし取ろうと共犯者の男(36)=同容疑で書類送検=と共謀して令和2年12月12日、事業内容や収入などを偽って建物の賃貸借契約等の名目でインターネットから同年9―11月分の給付を申請させ、同16日、男の口座に給付金300万円を振り込ませてだまし取った疑い。認否は明らかにしていない。

同課によると、同庁から警察庁を通じて被害届があり、口座の名義人である男を特定。その後の調べで、川容疑者が浮上した。2人は川容疑者の勤務先を通じて知り合ったとみられ、詳しい経緯や余罪との関連などを調べている。