巫女装束の子どもら舞奉納 亀山・川俣神社で夏の例祭 三重

【「豊栄の舞」を奉納する女児3人=亀山市加太板屋の川俣神社で】

【亀山】三重県亀山市加太板屋の川俣神社(中村嘉孝宮司)は2日、夏の神事「例祭」を執り行い、氏子総代と関係者ら計20人が列席し、家内安全と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。

平安時代から受け継がれている例祭は、麦の収穫を祝う神事として多くの住民らで盛大に開いていたが、近年は神社関係者の前で、地元の加太小学校6年生女児が、緋色(ひいろ)ばかまの巫女(みこ)装束で「豊栄の舞」と「浦安の舞」を奉納するようになった。

この日は、6年生女児3人がサカキを手に持ち、雅楽の音色に合わせて「豊栄の舞」を奉納した。中村宮司は「古来からの神事を、地元の女児の協力で、例祭を無事行うことができました」と話していた。

同神社の例祭は、2、7、11月の年3回行っている。