男性主任を減給処分 三重県、過失運転致傷で罰金で

自家用車を運転中に歩行者をはねてけがをさせたとして、三重県は30日、子ども心身発達医療センター(津市大里窪田町)の看護部で勤務する男性主任(48)を減給10分の1(4月)の懲戒処分とした。

県によると、男性主任は昨年3月22日午後零時半ごろ、津市内の信号交差点を右折した際、横断歩道を歩いて渡っていた40代男性をはねた。男性は市内の病院に救急搬送され、膝を骨折する重傷を負った。

男性主任は昨年10月5日付で県警から60日間の運転免許停止処分を受けた。先月25日には、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の罪で津簡裁から罰金100万円の略式命令を受けた。

男性主任は当時、買い物からの帰宅途中だった。県の聞き取りに「歩行者に気付くのが遅れ、急ブレーキをかけたが間に合わなかった。不注意で大けがをさせてしまい、深く反省している」と話している。