死亡妻から49万円窃盗疑い ブラジル人男再逮捕 鈴鹿の強盗殺人・三重

【鈴鹿】三重県鈴鹿市寺家5丁目のアパート付近でブラジル国籍の工員アイハラ・アルメイダ・ロゼリさん=当時(46)=が殺害された強盗殺人事件で、鈴鹿署は29日、窃盗の疑いで、夫の四日市市小古曽東1丁目、トラック運転手プラテス・アルメイダ・デメルソン容疑者(49)を再逮捕した。

逮捕容疑は令和5年5月4日午前2時20分ごろ、岐阜県海津市南濃町のコンビニ店ATM(現金自動預払機)で、ロゼリさん名義のクレジットカードを使用して複数回にわたって現金合計49万円を引き出して盗んだ疑い。認否は明らかにしていない。

デメルソン容疑者は共謀してロゼリさんを殺害して金品を奪った強盗殺人容疑で5月に逮捕後、同罪で起訴された。捜査の中で、店舗設置の防犯カメラの映像などを精査して犯行を特定した。引き続き余罪との関連などを調べている。

事件を巡っては、令和5年5月3日、ロゼリさんの首を刃物のような物で切りつけて死亡させ、財布など18点が入ったカバン1個(時価合計約4万7千円相当)を奪ったとして、デメルソン被告のほかに長女のアイハラ・アルメイダ・キンベリ・カオリ被告(25)を強盗殺人ほう助罪、内夫の無職ハコザキ・ルカス・ハルユキ被告(23)を強盗殺人罪で起訴している。