4歳三女死亡で母親逮捕 転倒させ傷害致死疑い 津・三重

【津】同居する三女を床に転倒させて死亡させたとして、三重県警津南署は29日、傷害致死の疑いで、津市久居野村町、工員中林りゑ子容疑者(42)を逮捕した。容疑をおおむね認めているという。

逮捕容疑は令和5年5月22日ごろ、津市久居野村町の自宅アパートで三女のほのかさん=当時(4つ)=の背中に右腕を当てて、高さ約30センチのテーブルからフローリング上に転倒させる暴行を加えて、死亡させた疑い。

県警によると、三女は中林容疑者の通報で25日午後11時ごろに県内の病院に救急搬送され、翌26日午前8時25分ごろに死亡が確認された。死亡直後に病院の医師から「児童虐待の疑いがある」と通報があり、発覚した。

司法解剖の結果、死因は頭部や顔面を床に打ち付けたことによる急性硬膜下血腫とみられ、顔や頭部以外にも複数の皮下出血が確認されたという。遺体には低体重などの兆候も見られたことから、日常的な虐待行為があった可能性もあるとみて経緯を調べている。