中部しんきんカード、営業利益26・9%減 3月期決算

中部しんきんカード(住田裕綱社長=岐阜信用金庫会長)はこのほど、令和5年3月期決算を発表した。加盟店売上高は前期比14・5%増の865億1200万円、会員ショッピング利用額は同11・8%増の1242億2300万円となった。

営業収益はショッピング手数料増加により同5・9%増の38億8800万円となったが、ポイント交換費用を中心とした広告宣伝費の増加や不正利用被害損失処理費用の増加などにより、営業利益は同26・9%減の2億8500万円、経常利益は同16・1%減の4億3800万円、当期純利益は同11・5%減の3億1千万円となった。

6月26日開催の株主総会、取締役会で役員改選があり、取締役11人が選任された。同社は東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)の信用金庫を母体に設立された銀行系クレジットカード会社で、VISAとJCBを取り扱い、会員数は47万4671人。