ウサギの金太郎あめ、鮮やかに 伊勢の田んぼアートが見頃 三重

【見頃を迎えた田んぼアート。ウサギの金太郎あめの絵柄が鮮やかに浮かび上がっている=伊勢市小俣町新村で】

【伊勢】三重県伊勢市小俣町新村の約1300平方メートルの水田で、色の異なる稲で巨大な絵を描く田んぼアートが見頃を迎え、今年の干支(えと)のウサギをモチーフにした絵柄が鮮やかに浮かび上がっている。7月23日まで。

農地の環境保全活動などに取り組む住民団体「水土里(みどり)プロジェクトおばた」(山本一行会長)が、田んぼアートを通じて農業を身近に感じてもらおうと地元の明野小学校と連携して実施し、九回目。

5月中旬に五年生133人と住民、苗を育てた明野高校生産科学科作物部門の生徒らが田植えを実施。緑や白、黄色など葉色の違う6種類の稲で、児童がデザインしたウサギの金太郎あめの絵と「けんこうに」「2023」の文字を表現した。水田の前には観賞用やぐらも設置されている。

同プロジェクト事務局は「児童の描いた絵を基に遠近法を使って図面を設計してもらったので、やぐらの高さからかわいいウサギがきれいに見える。実際に田んぼに来て見てもらいたい」と話した。