真打昇進、錦笑亭満堂に改名 三遊亭とむさん、来月伊勢で落語会 三重

【鈴木市長(左端)を訪問し、伊勢からスタートする真打昇進披露落語会ツアーをアピールした三遊亭とむさん(中央)=伊勢市役所で】

【伊勢】落語家の三遊亭とむさん(39)が真打に昇進し、錦笑亭満堂(きんしょうていまんどう)に改名するのに合わせ、三重県伊勢市を皮切りとする真打昇進披露落語会の全国ツアーを行う。来月に伊勢での公演を控え、21日、市役所で鈴木健一市長を表敬訪問した。

とむさんは、平成11年にお笑い芸人としてデビューした。同23年にテレビ番組「笑点」で知られる三遊亭好楽さんに弟子入りし、落語家に転身。7月1日に真打に昇進する。

伊勢には、芸人だった15年前から毎年、プライベートや仕事で訪れているという。平成26年には伊勢神宮外宮で、同29年は内宮で、好楽一門が奉納落語を行った縁もあり、伊勢からツアーをスタートすることになった。約半年かけて全国約30カ所で公演する。

鈴木市長を訪問したとむさんは「伊勢は何度でも来たくなる不思議な魅力がある」「伊勢で初日を迎えられるのをうれしく思う。多くの方に見に来ていただき、落語に触れ合うきっかけの一つになれば」と話した。

真打昇進披露落語会は7月23日午後2時から、市内のシンフォニアテクノロジー響ホール伊勢で開催。公演を前に、同日午前11時から、伊勢市駅前から外宮へ続く外宮参道で、師匠の三遊亭好楽さんらとともに「お練り」を行う。