涼しげ、氷細工に挑戦 伊勢調理製菓専門学校

【ノミなどを使ってスワンの氷細工を仕上げる生徒ら=伊勢市河崎の伊勢調理製菓専門学校で】

【伊勢】三重県伊勢市河崎の伊勢調理製菓専門学校の生徒らが22日、パーティー会場などを涼しげに演出する氷細工に挑戦した。

この時季恒例の特別授業で、調理師科と製菓衛生師科の22人が参加。全日本司厨士協会津支部副支部長で、中部氷彫会会員の加藤一秀さん(57)が指導した。

生徒らはグループに分かれ、基本とされるスワン(白鳥)をモチーフに、高さ50センチ、幅25センチ、厚さ13センチの氷の塊を、専用のノコギリやノミを使って彫刻。加藤さんの手ほどきを受けながら、白鳥の首の曲線や羽の模様などを表現しようと、悪戦苦闘しながら仕上げていった。

調理師科の濵口万緒さん(18)は「四角い塊から出来上がりをイメージするのが難しいし、思うように削れない。料理の盛り付けもイメージが大切なので、経験を役立てたい」と話していた。