バイク用ナビアプリで鈴鹿特集 市と運営会社連携、周遊ルート掲載 三重

【現在作成中の鈴鹿市特集ページ=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市と、バイク専用ナビゲーションアプリ「ツーリングサポーター by NAVITIME」を運営するナビタイムジャパン(大西啓介社長、本社・東京都港区)が連携を開始する。同社が7月23日から同アプリ内に新設するエリア特集ページの第1弾として、同市のおすすめスポットを巡る周遊ルートを掲載する。同社と自治体との連携は全国で初めて。

同アプリはツーリングコースやスポット紹介のほか、無料で音声案内などをする。

連携のきっかけは、同社のツーリング目的地検索件数(令和4年)で鈴鹿サーキットが全国2位だったこと。取り組みを通じ、持続可能な観光地形成と地域活性化が狙い。

エリア特集ページの利用料金は無料。掲載する周遊ルートは、鈴鹿PA(パーキングエリア)を起点に、海側を巡るコース、市街地を巡るコースの2パターン。具体的な道や観光スポットは検討中で、同社のデータ分析や市、市観光協会、NPO法人鈴鹿モータースポーツ友の会などの持つ情報を活用するという。

末松則子市長は21日の定例記者会見で「全国初の取り組みをしっかりと観光に活用していくとともに、ライダーのみなさんに市の魅力を知ってもらえれば」と話した。

開始日の23日に、同市山本町の新名神高速道路鈴鹿PAで開催する市主催イベントで、同社のブース出店があり、今回の取り組みを説明する。