詐欺容疑で伊勢市職員を逮捕 譲渡目的で口座開設 三重県警伊勢署

【伊勢】三重県警伊勢署は21日、詐欺の疑いで、伊勢市小俣町元町、同市管理課課長補佐の今岡俊弥容疑者(47)を逮捕した。

逮捕容疑は令和3年10月4日、伊勢市内の金融機関で他人への譲渡目的で自分名義の口座を開設し、通帳1通とキャッシュカード1枚をだまし取った疑い。

同署によると、口座について捜査を進める中で第三者が他県で使用していることが判明したという。容疑について、「ギャンブルにのめり込み、借金が返済できなくなった。悪いことと分かっていたが闇金業者からの指示でやってしまった」と容疑を認めている。

職員の逮捕を受けて、同市職員課の上田之晴課長は「重く受け止めており、現在は状況把握に努めている。今後は捜査の経緯を見守り、厳正に対処していきたい」とコメントした。