みえ祭り協力隊を募集 小中高生を対象に

【定例記者会見で「みえ祭協力隊」の募集を発表する福永教育長=県庁で】

福永和伸三重県教育長は19日の定例記者会見で、地域の祭りを調査し、魅力を発信する子どもたちを募ると発表した。減少する祭りの担い手の確保につなげたい考え。小中高生を対象に26日から募集する。

県が本年度当初予算の編成に当たって実施した県民提案募集で、県内の中学生が提案したアイデアを採用し、初めて実施した。

県教委によると、子どもらは「みえ祭協力隊」として、伊奈冨神社(鈴鹿市)の獅子神楽や植木神社(伊賀市)の祇園祭など5つの祭りを調査。担い手への聞き取りなどを通じて祭りの魅力を探る。調査結果は県教委の特設サイトで公開する。12月の「みえ祭会議」でも発表する。

福永教育長は会見で「参加した子どもたちは、祭りやふるさとに愛着が湧くと思う。生徒が地域の祭りを発信することで社会的な認知が高まり、担い手不足解消の一助になるのでは」と述べた。

県教委のホームページを通じて来月14日までに申し込む。定員はそれぞれの祭りで2―3人程度。申し込み多数の場合は抽選。問い合わせは社会教育・文化財保護課=電話059(224)3328=へ。