三重の印象、好きな電車は? 「子ども記者」国交相に質問

【斎藤氏に質問する「子ども記者」の児童ら=志摩市阿児町神明で】

志摩市で18日に閉幕したG7三重・伊勢志摩交通大臣会合では、県内の小学生らが「子ども記者」を務め、議長を務めた斉藤鉄夫国交相に県内を訪れての印象や挑戦したいことなどを尋ねた。

「子ども記者」となったのは、志摩市立神明小6年の片山紗那さん(11)、阪口にこさん(12)、藤井優音さん(11)の3人。事前にクラスの児童らと相談し、斉藤氏に質問する内容を決めたという。

片山さんが来県した印象を尋ねると、斉藤氏は「自然や風景がきれい。食べ物がおいしい。文化や歴史がある」と返答。「こんなにおいしいフランス料理は食べたことがない」とする出席者の感想も紹介した。

阪口さんは鉄道ファンという斉藤氏に「好きな電車は」と質問。斉藤氏は「通学や通勤に使う電車」と答えたほか、時刻表の面白さや「ナローゲージ」などの専門知識を延々と語り、会場を沸かせた。

また、藤井さんが「これから挑戦したいことは」と尋ねると、斉藤氏は「日本を存在感のある国にするためのきっかけを作りたい」と回答。世界の人と話せるようになるため、英語を学ぶよう促した。

3人は質問を終えての取材に「詳しく説明してもらって良かった」「私たちが住んでいる市でこんなに大きなイベントが開かれてすごい」「緊張したけど、普段は経験できないことだった」と語った。