家康の健康の秘けつは? 朝日陸上少年団が学習会 三重

【歴史や健康についての豆知識を紹介する馬渕さん(右)=朝日町小向の町公民館で】

【三重郡】朝日陸上少年団は17日、「歴女」と呼ばれる歴史に興味を持つ女性で内科医でもある馬渕まり(大川内幸代)さん(47)=名古屋市=を講師に迎えた学習会を三重県朝日町小向の町公民館で開いた。卒団した高校生らを含む団員約30人が、歴史と健康についての豆知識に耳を傾けた。

馬渕さんはショートエッセイ集「戦国診察室」「同2」の著者。著書では、歴史に登場する人物の亡くなり方や病気を医師としての見方で紹介している。

参加者のほとんどが小学生ということもあり、馬渕さんはクイズを交えるなど分かりやすく解説した。紫式部の「源氏物語」の主人公、光源氏がマラリアにかかっていたといわれていることは、三択問題のクイズで教えた。

NHK大河ドラマで話題の徳川家康については、自ら漢方薬を作って質素な食事に徹し、鷹狩りで足腰を鍛えたからこそ、「元気で長生きができ、天下をとれた」と紹介した。

終了後に質問を受け付け、団員らは「大会や練習の前には、どんなものを食べたらいいですか」などと熱心に質問していた。

同団では、陸上の練習だけでなく、歴史や地域の伝統文化などを学ぶ学習会を毎年催している。