
【度会郡】三重県度会町棚橋の山本充祇さん(85)が管理する約300平方メートルの畑でこのほど、地元の棚橋保育所の年長児21人がジャガイモ掘りを体験した。
農業に親しみ、収穫の喜びを知ってもらおうと毎年実施。山本さんらは3月ごろにジャガイモの「男爵」と「キタアカリ」を植え付け、丹精込めて育ててきた。
この日は山本さんや妻の見江さんらが収穫体験をサポート。園児らは茎を引っ張ったり、土の中からジャガイモを掘り出したりして楽しみながら作業に取り組み、「大きいジャガイモがいっぱい」「たくさん採れた」などと喜んでいた。収穫したジャガイモは年長児が自宅に持ち帰るほか、給食で振る舞われるという。
山本さんは「毎年この時季になるとジャガイモ畑に来てくれる子どもたちの笑顔に元気をもらっている」と話していた。