吹奏楽演奏で歓迎へ 鈴鹿の白子高が練習公開 三重・G7交通相会合向け

【歓迎レセプションに向けて演奏練習に取り組む生徒ら=鈴鹿市の県立白子高で】

【鈴鹿】G7三重・伊勢志摩交通大臣会合(16―18日)を前に、鈴鹿市白子4丁目の県立白子高校で14日、会合初日に出席者らを出迎える国・地元共催歓迎レセプションで演奏予定の生徒らの吹奏楽の練習が公開された。

同校では19年前から、普通科内に吹奏楽や打楽器を授業に取り入れた文化教養(吹奏楽)コースを開設し、現在は1―3年生65人が所属。多くの生徒が所属する吹奏楽部は全国大会にも多数出場しており、昨年11月の日本管楽合奏コンテストでは県内初の最優秀賞を獲得している。

レセプションでは、2、3年生13人が道中伊勢音頭や富士山、ジブリメドレーなど4曲を披露する。日本古来の楽曲の良さを伝えるために同校の教諭が専用に編曲し、波の音や鳥の声を再現するためにオーシャンドラムや神楽鈴といった打楽器も取り入れた。

5月ごろから平均3時間ほど練習に取り組んでいるといい、ホルンを担当する2年生の京極穂乃花さん(16)は「誇りを持って練習してきた。日本ならではの曲を楽しんでほしい」と話した。オーボエを担当する3年生の浅野里奈さん(17)も「三重の良さを楽しんでもらえるよう精いっぱいがんばりたい」と話していた。

指導する斎田努教諭は「平常心で普段通りできればいいパフォーマンスにつながる」と話していた。