ジャズの魅力、モノクロ写真で 津で黒田さん個展 三重

【女性ジャズプレーヤーの写真を紹介する黒田さん=津市一志町の松尾表具店ギャラリー「一期一會」で】

【津】三重県津市河芸町上野の自営業、黒田克行さん(72)のモノクローム写真展が、同市一志町の松尾表具店ギャラリー「一期一會」で開かれている。県内外のライブハウスで撮影した女性ジャズミュージシャンの写真14点を展示している。30日まで。日曜定休。

黒田さんは10代から写真を始め、ジャズの即興性に引かれ各地でプレイヤーを撮影。モノクローム写真で魅力を伝えようと年1回同所で発表しており、5回目の今回は来場者の「女性の写真も」の声に応えた。

トランペッター中村好江さん、ボーカリスト濱千代美治さん、ビブラフォン奏者山下真理さん―の県出身3人のほか、ウッドベースやピアノなどプレーヤーの一瞬を切り取っている。

黒田さんは「女性には特有の色気があり、いい表情が出るまで待って撮る。一瞬を切り取る写真とジャズには共通点がある」と話した。