国内外の四季を写す 日本風景写真協会三重第二支部展 津

【日本風景写真協会三重第2支部の作品が並ぶ会場=津市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで】

【津】日本風景写真協会三重第2支部(山本光郎支部長、会員14人)の第4回写真展が、津市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで始まった。国内外の四季を撮影した作品48点を展示している。11日まで。入場無料。

県内の鈴鹿市以南の60―90代の会員が隔月で作品を持ち寄るほか年1回成果を発表している。会員と講師の片出実さん(81)=菰野町=らの近作を3点ずつ展示した。

北海道の摩周湖で遭遇した「神秘(ダイヤモンドダスト)」、広角レンズで黄色い花と杉林を捉えた「輝くミツマタ」、こけむす岩に陽光が差す「清流朝光」などがある。1月に急逝した前支部長の三上正久さんの県展優秀賞受賞作品「秋の名残」など遺作3点も展示した。

山本支部長(77)=津市半田=は「風景を絵はがきのようでなく、作品にするのは難しい。光や映り込みなど皆努力しており会員で意見交換するのも楽しい」と話した。