返礼品にF1プレミアムチケット 鈴鹿市のふるさと納税、8耐も 三重

【2種類のモータースポーツプレミアムチケットについて説明する末松市長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の末松則子市長は8日の定例記者会見で、ふるさと納税の新たな返礼品として、F1日本グランプリと鈴鹿8時間耐久ロードレース、2種類のモータースポーツプレミアムチケットを提供すると発表した。寄付金額はF1が260万円、八耐が50万円。

F1プレミアムチケットは五枚、8耐同チケットは30枚あり、寄付受け付け期間は14日から7月24日まで。在庫がなくなり次第終了する。申し込みはウェブサイト「さとふる」のみで受け付ける。

いずれも関係者エリアの観戦ルーム利用や特別イベント参加などの特典があり、市販価格は1枚当たりF1プレミアムチケットが78万円、8耐同チケットが15万円。

特色ある返礼品の提供により、ふるさと納税の寄付額増加だけではなく、全国のモータースポーツファンに向けて「モータースポーツのまち すずか」をPRする狙い。寄付金額260万円は市のふるさと納税で最高額という。

市によると昨年度のふるさと納税額は約3億円で、本年度の目標金額は3億5千万円。

末松市長は「高額にはなるが、納税していただいたことをきっかけにモータースポーツの楽しみを味わってほしい」と話した。