立民・中川衆院議員が引退意向 今期限り、近く会見

立憲民主党の中川正春衆院議員(72)=比例東海=が次期衆院選に立候補せず、今期限りで引退する意向を固めたことが7日、分かった。9日に記者会見を開いて表明する予定。関係者が明らかにした。

関係者によると、中川氏は一部の関係者らに引退の意向を伝えている。年齢などを考慮した判断とみられる。今のところ後継は決まっていない。立民は三重2区で新人の擁立に向けた作業を進める方針。

立民県連は7日、記者会見の予定を県政記者クラブに通告した。会見の理由は「(中川氏の)一身上の都合」と説明。中川氏は取材に「今のところ記者会見を開く以上のことは何も言えない」と話した。

中川氏は松阪市出身。県議などを経て平成8年の衆院選三重2区で初当選し、9期目。民主党政権時代には文部科学相を務めた。前回衆院選は小選挙区で落選し、比例東海ブロックで復活当選していた。