窃盗繰り返した職員、停職6月 伊勢市が懲戒処分 三重

【伊勢】三重県の伊勢市は5日、窃盗を繰り返したとして、環境生活部人権政策課の女性主事(50)を停職6月の懲戒処分としたと発表した。

市によると、主事は令和5年1月12日午前11時ごろ、伊勢市内のドラッグストアで歯科衛生用品6個(約3800円相当)を万引したとして、窃盗容疑で伊勢署に逮捕された。

同容疑は4月21日付で起訴猶予処分となったが、取り調べの中で令和元年―2年ごろに課内の同僚6人の財布から現金計約4万8千円を盗んだほか、平成27年1月にも津市内のコンビニ店で化粧品(約300円相当)を万引していた事実が発覚した。

主事は事実を認め、謝罪を口にしているという。

市は2日付で懲戒等審査委員会を開いて処分を決定。処分理由について、被害者との示談が成立している点や起訴猶予処分等を考慮したとしている。

同市職員課の担当者は「市民の信頼を大きく損ね、心からお詫び申し上げる。今後このようなことがないよう綱紀粛正を徹底する」と話していた。