「斎王まつり」に合わせ資料展示 明和町の歴史博物館、きょうから 三重

【県指定文化財「伊勢物語図屏風」(斎宮歴史博物館提供)】

【多気郡】三重県明和町で3日開催の「斎王まつり」に合わせ、斎宮歴史博物館は同日から、同町竹川の同館展示ホールで関連展示として「伊勢物語図屏風(びょうぶ)」と「源氏物語図色紙貼交(はりまぜ)屏風」の実物大模造資料を展示する。会期は7月2日まで。

原資料は江戸時代の作品で県指定文化財。伊勢物語図は48図を描き、雲や木で場面を区別している。源氏物語図は色紙の詞書(ことばがき)と絵を対にした36組を貼っている。

同館は「所蔵資料の代表的な屏風をよく見ていただく機会。屏風の前での記念撮影も可能です」と呼びかけている。

常設展の観覧料が必要。一般340円、大学生220円、高校生以下無料。問い合わせは同館=電話0596(52)3800=へ。