3日に発足26周年シンポ 市民団体「伊勢・新御師塾」 三重

【伊勢】市民団体「伊勢・新御師(おんし)塾」発足26周年を記念したシンポジウムが、6月3日、三重県伊勢市の伊勢商工会議所4階中ホールで開催される。午後1時半―4時半。

同団体は、江戸時代に伊勢参りを全国に広めた御師にちなみ、地域を担う人材の育成を目的として平成9年に発足。現在は、伊勢志摩地域を中心に県内外の25人のメンバーが、勉強会や講演会などを企画し活動している。記念事業は昨年、25周年の節目に予定していたが、コロナ禍で延期となっていた。

シンポジウムでは、尚美学園大学名誉教授で同塾長の松田義幸さんが、市出身の文学者小西甚一氏(1915―2007年)の著書と功績を紹介しながら伊勢の価値について講演する。また、鳥羽市中心部の「鳥羽なかまち」の活性化に取り組むメンバーらが、伊勢志摩の魅力づくりをテーマに事例発表やパネルディスカッションで意見を交わす。

参加無料で、定員は先着60人。

問い合わせは事務局の伊勢文化舎=電話0596(23)5166=へ。