尾鷲金盛丸に協調融資 日本公庫と紀北信金 三重

日本政策金融公庫津支店国民生活事業はこのほど、新型コロナ対策資本性劣後ローンを適用し、水産食料品販売業の尾鷲金盛丸(三重県尾鷲市、村瀬晃健代表)に対し、紀北信用金庫本店と協調融資した。

新型コロナ対策資本性劣後ローンは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている経済環境下で、関係機関の支援を受けて事業の発展・継続を図る中小企業・小規模事業者に対し、財務体質強化のために資本性資金を供給することで資金調達を円滑化することを目的とした制度。

尾鷲金盛丸はまぐろを中心とした鮮魚の仲卸やまぐろの加工品を製造販売しており、主力商品である「極上まぐろの角煮」はJAL国際線ファーストクラスの機内食メニューに採用されるなど評価を得ている。

新工場を建設し、食品衛生管理の国際基準であるHACCP(ハサップ)認証を取得することで、さらなる安心安全な食品の提供を目指していく。