田村会長を再選 自民三重県連が役員改選

【定期大会後の記者会見で、自民党県連の新体制を発表する田村会長(左から2人目)=津市大門で】

自民党三重県連は27日、津市大門のホテル津センターパレスで68回目となる定期大会を開き、田村憲久衆院議員(三重1区)の会長再任を含む役員人事を承認した。任期は同日から2年間。

県連によると、幹事長には中嶋年規県議が就任。総務会長は小林正人県議、政調会長は谷川孝栄県議が再任した。副幹事長には石田成生県議、広報委員長には山崎博県議、女性局長には松浦慶子県議が就いた。

田村会長は大会後の記者会見で、次期衆院選の時期について「いつあっても不思議ではない」とした上で「(公認候補の)全員が当選できるよう、しっかりとした基盤をつくっていく」と述べた。

また、田村会長は大会のあいさつで、自民、公明両党による次期衆院選に向けた東京での候補者調整が難航したことを念頭に「三重県では公明党としっかり連携して(衆院選を)戦いたい」と強調した。

これに対し、公明党県本部の中川康洋代表は来賓あいさつで「(自公で)時には議論が食い違っても議論を深め合ったことに意義がある。今後も自民党の指導をいただきながら真摯(しんし)な姿勢で臨む」と語った。

この日の大会では「日本を守り、三重の未来を切り拓(ひら)く」と題した活動方針を確認。党憲法改正実現本部事務総長の新藤義孝衆院議員(埼玉2区)が「日本国憲法改正実現に向けて」と題して講演した。