【伊勢】三重県伊勢市の伊勢高柳商店街で、初夏の風物詩「高柳の夜店」が、4年ぶりに復活する。6月1日―7月8日までの、1、3、6、8のつく日と毎週土曜の計19日間の開催。同商店街振興組合の奥田宗吾理事長(51)は「再開を知った市民から反響は大きい。笑顔で楽しんでもらえるよう全力で盛り上げたい」と話す。
高柳の夜店は、商店街に客足が遠のく梅雨時季の呼び水にと、大正4年にスタート。全長約400メートルのアーケードに露店が立ち並び、コロナ禍前、週末開催時には約1万人の来場者で賑わったが、感染拡大の影響で2020年から中止を余儀なくされていた。
今回、露店は例年より多い48店が出店予定。子どもたちに人気の商店街振興組合手作りのゲームコーナー、近隣市町の特産物などを紹介する「市町の日」、地元の太鼓チームやよさこいチームの披露など、日替わりイベントもある。
奥田理事長は「コロナ禍や高齢化で廃業した店もあり、苦しい3年間だった。ブランクは大きい」と振り返る。「不安要素はあるが、商店街が一致団結し、100年以上の歴史ある催しをつないでいきたい」と話した。
午後5―9時。イベントの詳細は、高柳の夜店の専用サイトに掲載。
問い合わせは同商店街振興組合=電話0596(28)1101=へ。