奈良時代の斎宮、6月9日に講座 明和町・歴史博物館で 三重

【多気郡】明和町竹川の斎宮歴史博物館は6月9日午後5時半から、同館講堂で斎宮イブニング講座「奈良時代の斎宮をめぐる地域事情①―神仏習合―」を開く。参加費無料。先着120人。

同講座は全10回で、同館職員が研究成果を分かりやすく紹介する。初回は山中由紀子調査研究課長が講師を務め、神仏習合の波が現在発掘調査が進む奈良時代の斎宮に与えた影響を考える。

第二回以降は、②7月14日「斎王亮子内親王の生涯―後白河朝の斎王、そして女院殷富門院として―」③8月4日「良子親王群行の政治的背景―斎王群行裏事情―」④9月8日「飛鳥時代の王宮中枢部と『斎王御殿』」⑤10月13日「逢鹿瀬寺をめぐって」⑥11月10日「紫野斎院の日々―賀茂の斎王のくらし」⑦12月8日「藤原道長と伊勢斎王」⑧1月12日「斎宮の外側と周辺地域を探る」⑨2月9日「斎王の食事―平安時代の記録に見える食文化―」⑩3月8日「暦と季節感」。

問い合わせは同館調査研究課イブニング講座係=電話0596(52)3800=へ。