強豪退け自己新V 相可・佐々木、陸上でさらに上のレベルへ 三重県高校総体

陸上競技男子1500メートル決勝で、相可2年の佐々木快斗が昨年秋の三重県高校新人優勝の伊賀白鳳3年秋山稟央らを退けて初優勝。ゴールまで残り1周を切って先頭に出た秋山をぴったりマークし「ラストの直線で(秋山に)並びそのまま抜いて後ろを見ないで走った」。ゴールタイムは自己新記録の3分55秒54だった。

伊勢市立桜浜中時代までサッカーと陸上競技の二足のわらじ。伊勢市拠点のクラブチームで主将を任されるほどサッカーに打ち込んでいたが、中学の駅伝チームなどで参加するなかで「上のレベルを目指すなら陸上かな」と考えるようになった。卒業後は、陸上部に中長距離専門の顧問がいて、中学の先輩もいる相可に進んだ。

1年秋の県高校新人大会は決勝に進出するも最終着順は11位。この日は1日に予選、決勝の2レースを走っても「結構余裕があった」。6月の東海総体ではインターハイ出場を目指す。「東海はもっと楽じゃないと思うが諦めず全力で最後まで走りたい」と勢い込んだ。