維新が伊藤氏を擁立、衆院三重3区、立民の岡田幹事長に対抗馬

【伊藤昌志氏】

日本維新の会は24日、次期衆院選三重3区に元四日市市議で新人の伊藤昌志氏(53)を擁立すると発表した。立憲民主党の岡田克也幹事長に対抗馬を立てることで、立民との対決姿勢を鮮明にする狙いとみられる。

伊藤氏は取材に対し、今月に入って党に公認を申し込んだと明らかにした。4月の県議選四日市市選挙区(定数7)に立候補した際も「維新公認は選択肢の一つだったが、無所属の思いが強かった」と述べた。

その上で、維新公認での立候補を決めた理由について「新型コロナなどに関する自分の思いをしっかり言わせてもらえる政党だと思った。増税ありきでなく、減税を主張する姿勢にも賛同した」と語った。

伊藤氏は四日市市出身。いなべ市の嘱託職員などを経て、令和元年の四日市市議選で初当選。平成24年11月の同市長選や今年4月の県議選同市選挙区は落選していた。順天堂大体育学部卒。

次期衆院三重3区には伊藤氏のほか、立民現職の岡田氏(69)と元菰野町長で自民現職の石原正敬氏(51)も立候補する見通し。前回衆院選は岡田氏が11選を果たし、石原氏が比例復活で初当選した。