ササユリの里、800株咲き出す 亀山、24日から一般公開 三重

【咲き始めたササユリの花を紹介する関会長=亀山市楠平尾町の「ササユリの里」で】

【亀山】三重県亀山市楠平尾町の有志で結成する「楠平尾ササユリ保存会」(関喜照会長、5人)が、同町の「ササユリの里」で育成している自生のササユリ約800株が咲き始め、24日から一般公開する。6月4日まで。午前9時―午後4時。入山料は1人200円(協力費)。

平成14年、同町の関会長と住民らが約2ヘクタールの山林に咲くササユリを保存しようと、山林の所有者から山を借り、樹木の伐採や間伐、下刈りなどの作業を行い、ササユリを保存しながら種や球根を植えた。同24年から一般公開をしている。現在、約1600株に増殖。関会長(73)は「先日、昭和40年度亀山中学校を卒業した当時の同級生10人が、下刈りを手伝ってくれて助かりました」とし、「ササユリの花のほか、ヤマアジサイの花も楽しめます」と話していた。問い合わせは関会長=電話0595(82)5877=へ。