松阪駅前駐輪場7月末廃止 市、新規創業支援へ活用 三重

【7月末で廃止する松阪駅前の市営駐輪場=松阪市京町で】

【松阪】三重県松阪市は7月31日、松阪駅前にある同市京町の市営有料駐輪場を廃止し、跡地を新規創業支援の場として活用していく。

駐輪場は33銀行松阪本店営業部の隣。道路用地として所有していた敷地475平方メートルで昭和60年から運営してきた。収容台数は267台。月額2200円。

周囲に民間の駐輪場が複数あるため、利用台数は平成21年度の月平均84台をピークに昨年度は同38台に落ち込み、廃止を決めた。

跡地は商工会議所・商工会の創業支援事業や同市女性起業家つながり交流創出事業に関わる人を対象に、キッチンカーや仮設店舗のチャレンジショップなどの利用を想定している。駅前の活性化にもつなげる狙い。

竹上真人市長は「松阪駅前の活性化につながるよう、歩行空間、にぎわい空間として新規創業を支援する」と話している。