50年に一度「奉讃法会」始まる 高田本山専修寺 お勤めやイベント8日間

【御影堂での奉讃法会=津市一身田町の専修寺で】

【津】三重の真宗高田派本山専修寺で21日、50年に一度の「奉讃法会」が始まった。8日間にわたり法会や説教、さまざまな記念イベントを催す。28日まで。

親鸞聖人が誕生した承安3(1173)年5月21日(旧暦4月1日)から850年に当たることから、中興の祖とされる十世真慧(しんね)上人500年忌、聖徳太子1400年忌などと合わせ8日間にわたり勤行する。

御影堂での奉讃法会には県内外の檀信徒ら約500人が参列。常磐井慈祥法主と約40人の高田派僧侶と共に全員で正信念仏偈(しょうしんねんぶつげ)を唱和した。

【「飛翔」と揮毫(きごう)する金澤翔子さん(左)=津市一身田町の専修寺で】

初日の記念イベントとしてダウン症の書家、金澤翔子さんによる揮毫(きごう)や母親の泰子さんによる講演「共に生きる」があった。翔子さん(37)は御影堂の親鸞聖人坐像に手を合わせた後力強く「飛翔」と書き「心を込めて書きました」と笑顔を見せた。

期間中毎日午前11時から御影堂で奉讃法会があるほか午前9時―午後3時に御対面所で呈茶(500円、各日100人)がある。27日までの午後7時―同9時は境内が竹灯(あか)りで照らされる。問い合わせは同寺=電話059(232)4177=へ。