初代会長の岩田氏退任 後任に本田氏 京都三重県人会総会

【新会長に就任し抱負を述べる本田氏=京都市のがんこ高瀬川二条苑で】

京都三重県人会(岩田武久会長)の第16回総会が20日、京都市のがんこ高瀬川二条苑であり、京都府在住の県出身者ら36人が参加した。

京都三重県人会は、京都で開催されている全国都道府県女子駅伝を有志らで応援したことをきっかけに平成20年に結成。京都での駅伝大会の応援や、鴨川納涼でブース出展し県産品を展示即売するなどしている。

あいさつした岩田会長は「初代会長として15年務めてきたが、15年という一つの区切りとして、この総会で会長職をバトンタッチさせてもらいたい」と述べた。今年度事業計画や会則変更など四議案を満場一致で可決した後、3月5日の理事会で岩田会長の後任会長が旧大宮町出身の本田一泰氏(66)に決定したことを報告した。

本田氏は京都府企画理事などを歴任し、現在はかつて存在した平安京の正門「羅城門」の復活を目指す、羅城門復活研究会代表幹事などを務めている。

総会に続いて行われた懇親会では新しく会長に就任した本田氏が「和やかにいろいろなことを話し合える雰囲気を大切にしたい。20周年が近づいてきているので、そこに向けて一丸となって取り組んでいきたい」とあいさつ。

いなべ市出身で岩田会長と小学校の同級生という二之湯智・元国家公安委員会委員長が「武久君、15年間頑張ってくれてありがとう」と岩田会長の労をねぎらい、「ふるさとが共通するということで、お互い助け合って頑張っていきましょう」と乾杯した。

懇親会では初参加者の自己紹介や希望者による活動PRなどがあり、最後は全員で「ふるさと」を斉唱し、会を締めくくった。